Q.顧問先に福利厚生の導入を提案し差別化を図るヒントは?

  • 社労士事務所
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執筆者士業ビジネス支援本部
コラムテーマ経営課題FAQ
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A.顧問先には「採用力強化」と「定着率向上」を軸に、企業型DC(確定拠出年金)や健康経営の導入を提案します。単なる制度紹介ではなく、人材投資としてのROIを数値で提示することが重要です。他社との差別化として、福利厚生を「求人票の武器」にする運用支援をセットにすると、経営者の信頼を勝ち取れます。

社労士の顧問業務が「手続き」や「相談」に終始してしまうと、価格競争に巻き込まれやすくなります。そこで、他事務所との差別化として強力な武器になるのが、福利厚生を起点とした「人材投資コンサルティング」です。

結論から申し上げますと、「採用力強化」と「定着率向上」を軸に、企業型DC(確定拠出年金)や健康経営の導入を提案することです。

ポイントは、制度の仕組みを説明するのではなく、人材投資としてのROI(投資対効果)を数値で提示し、「求人票の武器」にする運用支援まで踏み込むことにあります。

1. 経営者の「痛み」に刺さる二大施策

企業型DCと健康経営

福利厚生のメニューは多岐にわたりますが、現在の経営者が最も関心を持つのは「お金(老後資金)」と「健康」です。

▼企業型DC(確定拠出年金)の導入支援

単なる年金制度としてではなく、「社会保険料の適正化」と「従業員の資産形成」を同時に実現するスキームとして提案します。会社負担を抑えつつ、従業員の手取り額や将来の備えを増やせる点は、賃上げが難しい中小企業にとって極めて魅力的な解決策となります。

▼「健康経営」のブランディング化

従業員の活力向上はもちろん、銀行融資の優遇や公共事業の加点など、経営に直結するメリットを提示できます。

2. 単なる制度紹介で終わらせない「ROIの可視化」

差別化を図るためには、「この制度を入れると、会社にいくら戻ってくるか(あるいは損失を防げるか)」を数値で示す必要があります。

▼離職コストとの比較

「1人の採用・教育にかかるコストが300万円だとしたら、月額数千円の福利厚生でその離職を防ぐ方が圧倒的に安上がりである」という論理を展開します。

▼求人応募数の変化予測

同業他社と比較して、この福利厚生があることで求人票の「見栄え」がどう変わり、母集団形成にどう寄与するかを具体的にイメージさせます。

3. 「求人票の武器」にする運用支援こそが最大の差別化

制度を導入して満足してしまう経営者は多いですが、それでは宝の持ち腐れです。社労士としての真の価値は、その制度を「採用の武器」として使いこなす支援にあります。

▼求人票のライティング支援

「福利厚生充実」と書くのではなく、「将来の資産形成を支援する企業型DC導入済み」「健康経営優良法人認定」と、求職者に刺さる表現へ書き換えるアドバイスを行います。

▼社内周知の徹底

導入した制度がいかに素晴らしいかを従業員に説明する説明会を代行します。これにより、従業員の会社に対する「エンゲージメント(愛着心)」が高まり、離職率の低下を実数値として出すことができます。

結論

福利厚生を「経営戦略」へ昇華させる

顧問先への福利厚生提案で差別化を図るヒントは、社労士が「制度の解説者」から「経営の伴走者」へと役割を変えることにあります。

「採用力を高め、定着率を上げ、結果として利益を残すための投資」として福利厚生を位置づけることです。

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執筆者 : 士業ビジネス支援本部

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