Q.創業融資の支援を通じて新規の顧問契約を獲得する手法は?

  • 会計事務所
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執筆者士業ビジネス支援本部
コラムテーマ経営課題FAQ
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A.顧問契約を条件とした融資手数料の割引と、クラウド会計導入による記帳の自動化をセットで行う手法です。

入口のハードルを下げて成約率を最大化しつつ、資金調達の成功で築いた深い信頼を土台にして、手間をかけずに高利益を生む「ストック型顧問契約」への移行を実現します。

――低単価競争を脱却し、高収益なストック型モデルを築く戦略多くの会計事務所が「顧問料の引き下げ競争」に巻き込まれる中、圧倒的な成約率と収益性を両立している事務所には、共通の勝利パターンがあります。それが、「創業融資支援」を集客の入り口(フロントエンド)に据え、「クラウド会計」を収益基盤(バックエンド)で回す戦略的モデルです。

なぜこの組み合わせが最強の武器となるのか。その全貌を3つのステップで解説します。

1. 「融資」という、経営者の最大の痛みに寄り添う

創業期の経営者が最も頭を悩ませているのは、「節税」や「適正な決算」ではなく、「明日事業を回すための現金」です。

多くの事務所は「税理士変更」や「確定申告」を前面に出しますが、実績のない創業者は「まだ売上もないのに顧問料は払えない」と二の足を踏みます。そこで、「創業融資支援」に特化した無料相談を入り口にし、彼らの最も切実な痛みに直接アプローチするのです。

ポイントは、入口のハードルを極限まで下げること。「顧問契約を条件に融資手数料を割引」などの座組みにすることで、「この先生なら安心して任せられる」という圧倒的な相談のしやすさを演出します。

2. 「融資成功」の体験を、強固な信頼の礎にする

無事に融資が実行された瞬間、経営者にとっての税理士は「単なる専門家」から、苦楽を共にした「恩人」へと昇華します。この共通体験こそが、長期的な顧問契約を支える揺るぎない信頼の土台です。

融資の目処が立ったタイミングで、こう提案します。

「公庫への実績報告や将来の追加融資を確実にするため、クラウド会計によるリアルタイムな数字管理が不可欠です。私たちが常にモニタリングできる体制を整えましょう」

この一言で、顧客は顧問料を「単なるコスト」ではなく、「事業を守るための投資」として納得して受け入れてくれます。

3. クラウド化による「高利益・低工数」の実現

低い顧問料で契約を獲得しても、従来の手作業による記帳代行では事務所の首を絞めるだけです。ここで鍵となるのが、クラウド会計による徹底した自動化です。

契約後、即座に銀行・カード連携を完了させます。創業初期は取引件数が少ないため、この時期に「自動で数字が流れる仕組み」を作れば、事務所側の実作業は極限まで削減されます。低い顧問料でも、時間単価で見れば極めて高い利益率を確保できるのです。

「先生、いつもすぐに数字を見てアドバイスをくれて心強いです」と言われながら、実は事務所の手間はほとんどかかっていない。これがストック型ビジネスの理想形です。

まとめ

創業期の苦しい時期に融資を成功させ、クラウドで数字を共有しているあなたに対し、顧客は全幅の信頼を寄せています。他事務所へ乗り換えるリスクはほぼゼロになり、事業成長に伴う高単価な付随業務のニーズも自然と舞い込みます。

この手法は、単なる値引き集客ではありません。経営者の痛みを解決して「深い信頼」を獲得し、クラウドという「仕組み」で事務所の働き方まで変える、極めて実践的なビジネスモデルなのです。

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執筆者 : 士業ビジネス支援本部

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