Q.実務未経験の職員を短期間で戦力化するための研修プログラムは?

  • 会計事務所
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執筆者士業ビジネス支援本部
コラムテーマ経営課題FAQ
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A.実務未経験の職員を短期間で戦力化する研修プログラムは、「製販分離による入力特化研修」「クラウド会計を活用した標準化フローの習得」「過去の相談事例を用いたロールプレイング」の3点です。

基礎的な記帳代行業務を2週間で完結させ、早期に成功体験を積ませることで、職員の収益性と定着率を同時に向上させることが可能となります。

「未経験者が育たない」という思い込みを捨てるべき理由

「未経験者が育たない」という思い込みを、今こそ捨てませんか。

全国の所長先生とお会いする中で、一番耳にするのが「うちは教育体制が整っていないから、未経験者は無理だ」という溜息です。

でも、今の採用市場を見てください。経験者だけを探し続けるのは、出口のない迷路を彷徨うようなものです。

実のところ、税理士法人の収益性を向上させる最短ルートは、まっさらな未経験者を「3ヶ月で戦力に変える型」を持つこと。これに尽きます。

私たちが数々の修羅場を見てきた中で確信している、泥臭いけれど確実に効く研修のあり方について、本音でお話しします。

確実に効く!未経験者を3ヶ月で戦力化する2大研修プログラム

① 最初の2週間:仕訳の理屈は後回し!「作業の型」の徹底

まず、未経験者を戦力化する際に多くの先生が陥る罠が、「税法の基礎から教えようとすること」です。これでは収益性は向上しません。

今の時代、私たちがまず教えるべきは、事務所の「クラウド会計を使い倒す作法」です。理屈は後でいい。まずは「この資料が来たら、このボタンを押して、こう取り込む」という作業の型を徹底的に叩き込むんです。いわゆる製販分離の「製」の部分ですね。

最初の2週間で、とにかく「一本の通帳入力を完璧に終わらせる」という小さな成功体験を積ませてください。

「自分でも役に立てている」という実感が、職員の顔つきを変えます。この初動の速さが、事務所全体の収益性を支える強固な土台になるんです。

② 現場に出る前:事務所の「知恵」を徹底ロープレで盗ませる

未経験者が一番ビビるのは、社長からの「想定外の質問」です。でも、考えてみてください。社長が税理士に聞くことなんて、実はある程度パターンが決まっていますよね?

そこを乗り越えさせるために、過去の相談事例を引っ張り出してきて、「徹底的なロールプレイング」を研修に組み込んでください。

「社長役の先輩に、コテンパンに論破される経験」をあらかじめ事務所内でさせておくんです。そこで出た答えをスクリプトにして覚えさせる。

知識として知っているのと、口から言葉として出るのでは、収益性に天と地ほどの差が出ます。

現場で恥をかかせるのではなく、事務所で汗をかかせる。この準備さえできていれば、未経験者であっても、早い段階で「経営のパートナー」としての顔つきに変わっていきます。

先生の時間を奪わない「教育の仕組み化」

「教えている時間がもったいない」……。その通りです。所長先生の時給は、新人教育に充てるには高すぎます。だからこそ、「二度と同じことを教えない仕組み」を今日から作ってください。

スマホで撮った動画でも、音声の録音でも構いません。一度説明したことはすべてデジタル化して、「まずはこれを見ろ」と言える状態にする。

この教育のDX化こそが、税理士法人の収益性を向上させるための隠れた肝です。

先生が教育から解放され、その浮いた時間で一社でも多く「財務コンサル」や「相続案件」の開拓に動く。この構造を作れるかどうかが、勝負の分かれ目です。

最後に

人を育てることは、事務所の未来に投資すること。正直に申し上げます。研修プログラムを作るのは面倒です。最初は手間もかかります。

でも、未経験者が目を輝かせて「社長に感謝されました!」と報告にくる。その姿こそが、事務所の収益性を高め、所長先生が目指す「理想の事務所」を創る原動力になるはずです。

「背中を見て覚えろ」という時代は終わりました。これからは、「型」を渡し、早くから打席に立たせる。そんな攻めの育成を、ぜひ一緒に始めていきましょう。私たちコンサルタントも、現場の最前線で先生の挑戦を支え続けます。

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執筆者 : 士業ビジネス支援本部

船井総研の士業事務所向けの経営コンサルティングは、全国の成功事例を武器に「業績向上」と「社会貢献」の両立を支援する専門家集団です。稼働率アップや人財採用・定着など現場の課題を即座に解決いたします。