2016年07月25日

繰り返し起きるスタッフのミスを減らす方法

社労士事務所コンサルティングチーム 富澤 幸司(とみざわ こうじ)

社労士事務所の所長からよく相談を受けることの一つに
「スタッフのミスが減らない、どうすればいいか」と
いったものがあります。

東京北区の社会保険労務士法人総合経営サービス様では
この対策として「徹底的にそのミスと対策を暗記する」
ということをされています。

具体的には下記のような取り組みをされているそうです。

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1,業務の中で生じたミス、先輩から指摘されたこと、
お客様からのクレームについて再発を防ぐために
「発生事象・処置内容・根本原因・再発防止計画」を書面に記載する

2,これら、朝礼の場で全員に向けて発表する

3,発表した是正処置は各人のファイルに綴じ込む

4,毎朝10分の読み直しなどを通じて、お客様の名前を
見ただけでどのようなミスをしたのか思い出せるまで丸暗記する

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ポイントは3つあります。

1つは丸暗記できるように取り組むということ。

ミスというのは同じミスを繰り返すことが
多いもの。その原因は忘れるからです。
つまり、忘れないように暗記すればいいのです。

2つ目は上記3の時にミスの原因を本人や上司が徹底的に考えること。

当然のことですが、そもそも改善策が間違っていたら
意味がありません。

3つ目は朝礼で発表することです。

朝礼で発表することで同じミスを他の職員が
起こす可能性を減らすことが可能です。

同じミスを繰り返すスタッフがいて
困っているという先生は是非お試しください。


社労士事務所コンサルティングチーム 富澤 幸司(とみざわ こうじ)

富澤 幸司(とみざわ こうじ)




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