2019年06月12日

誰でも分かる!クラウドツール攻略への2ステップ!

バックオフィスクラウド化はまったなし」において、
 
“経理業務を代行する場合に生じる課題は、会計事務所の人材不足や負担増加です。
 その課題をクリアする為に、今後は単なる作業代行ではなく、
 中小企業のバックオフィスクラウド化サポートへシフトしていくことが理想的です。”
 
とお伝えしましたが、今回は更に一歩踏み込んで、
バックオフィスクラウド化サポートを行う上で必要不可欠な、
クラウドツールの使いこなし方についてお伝えいたします。
 

クラウドツールを使いこなす上で生じる課題

先月、バックオフィスクラウド化サポートに積極的に取り組む事務所へ、
クラウドツール活用の課題をお伺いしました。
 
一番多く挙がった課題が、クラウドツールに関するリテラシー不足でした。
 
そのため今回は、クラウドツール情報と、クラウドツールの選定基準について、
事例を交えてお伝えさせていただきます。
 
まず、クラウドツール情報に関してですが、
価格、機能、連携状況の3軸でとらえることがポイントです。
 
この3軸でツールを比較することにより、
お客様の企業形態や、希望に沿ったクラウドツールを選ぶことができます。
 
また、現在は全てのクラウドツールがAPI連携できる訳ではありません。
従って、連携可能なツールを選択することで自動連携を活用できるようになり、
事務所側の負担を減らす
ことが可能です。
 
ツール情報把握の次のステップは、クラウドツールの選定基準を設けることです。
 
実際にバックオフィスクラウド化サポートに成功している事務所へヒアリングしたところ、
(1)お客様のニーズを基準に選定する
(2)お客様の企業形態を基準に選定する

という基準を設定することが、成功のポイントでした。
 
(1)の具体ケースの1つが、給与計算ソフトの選定です。
 
クラウドは便利なツールではありますが、
お客様が、データを紙で欲しい場合、緻密な給与体系設定を行いたい場合は、
インストール型
の方が適しています。
 
上記のニーズが無ければ、
クラウド会計ソフトやクラウド勤怠管理ソフトと連携できるクラウドツールを選定すると、
よりバックオフィスの効率化を実現することができます。
 
(2)の具体ケースの1つが、会計ソフトの選定です。
 
複合仕訳が多い場合はインストール型、
少ない場合はクラウドツール
を選ぶ方が効率的です。
 
また、それ以外にも打ち込み作業が多い場合はインストール型
預金取引や振込入金といった自動取り込みが多い場合はクラウドツールの方が適しています。
 
中でもバックオフィスクラウド化サポートの実績が多い事務所では、
クラウドツールの組み合わせもパターン化しています。
 

クラウドツールの今後について

今後は人手不足が深刻化し、より一層バックオフィス業務の効率化が必要となります。
それに伴い、事務所にとっても顧客にとっても
負担の少ないクラウドツールの重要性が増す
ことが予想されます。
 
今後クラウドツールを使いこなすために、
まずはツール情報を把握し、選定基準を設けてみてください。
 
本日お伝えした事例は極一部ですが、
バックオフィスクラウド化サポートに取り組む事務所のための
「経理コンサルビジネス研究会」では、より多くの情報を共有しています。
 
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【この記事を書いたコンサルタント】

伊集院 啓(いじゅういん けい)

新卒で船井総合研究所に入社。 入社以来、住宅会社の人事評価や組織活性、士業事務所の相続マーケティングに従事。 現在は会計事務所を専門に従事。創業支援や経理コンサルを切口に、Webを中心とした業績アップに取り組む。

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