いつもありがとうございます。
士業支援部 企業法務グループの吉冨でございます。
2022年になり早くも2か月がたちましたが、
中期経営計画や今年の方針は決定され、
事務所に浸透されていますでしょうか。
方針発表会を開催する目的として、
「組織のビジョン(定量・定性)の共有や指針の理解」があります。
組織として所員全員と向かうべき目標を共有することを通じ、
一人ひとりが意義目標を持ち、自身の持つ能力を高め、
顧客や所員のために貢献するための道しるべを作ることで、
結果的に所員全員が活躍し、組織の発展・持続的成長に繋がります。
発表会の式次第・企画は事務所によりさまざま
私は普段、
法律事務所のコンサルティングをさせていただいておりますが、
年始にご支援している全国の法律事務所さまで、
経営方針発表会を実施させていただきました。
オンラインで開催するケースが多かったですが、
リアルで会場を借りて実施することもありました。
平日の午後に行うケースや土曜日に丸一日行うケースもあり、
事務所の色がそれぞれに出るのが特徴です。
ただ、方針発表会を開催したことのない先生方からは、
「どのような式次第で進めるべきか分からない」
「日中、時間を費やすことで不満の声が出るのではないか」
「絵に描いた餅になりそうで、企画後の業務に落とせる自信がない」
といった消極的な声をいただくことがあります。
そこで今回、私が実際に企画、実践している
法務事務所における経営計画合宿の事例をご紹介させていただきます。
開催するタイミング、内容も試し試しでOK
まず、企画するタイミングとして、
やり易いのは年始のタイミングだと言えます。
その年の方針を年始に伝え、
所員の一体感を醸成するうえでは適切なタイミングになります。
その他にも、
・所員が増えるタイミング
・決算が終わったタイミング
・期中(1年間の半ば)のタイミング
・コロナが落ち着き、リアルで集まれるタイミング
など、
タイミングは複数パターン想定できます。
では次に、コンテンツの検討です。
各事務所での経営方針発表会のコンテンツを洗い出すと、
以下のようなことを実施しています。
・会式の挨拶
・前年の振り返りと今年の方針
・ミッション、ビジョン、バリューの読み合わせ
・所員別所信表明
・新人の内定式および入所式
・ランチ兼交流会
・事務所に取り入れる福利厚生等に関するブレスト会議
・他事務所からのゲスト招待と講座および情報交換
・ポジティブシャワー(所員双方向間で感謝の言葉を示しあう)
・チームビルディング(チームに分かれたレクリエーション)
・船井総研講座(主に市場概況解説)
・年間表彰式
・参加者による講評、感想のシェア
・閉会の挨拶
いかがでしょうか。
事務所により特色が出るものもありますが、
開催して以降、継続をされるケースが多いように思います。
参加した所員の方々からも好評の声が
実施するまで不安視されている先生方も多いですが、
開催後には代表の先生方だけでなく、
所員の方々からも好評の声を頂戴することがほとんどです。
・自分自身(代表)が方針や戦略、戦術の棚卸しができた
・今年の事務所の方針が分かり、どこに向かうのかが明確になった
・自分自身が求められている役割がわかり、具体的なアクションが見えた
・ポジティブシャワーで他の所員の方から感謝の言葉をもらえて嬉しかった
・チームビルディングで普段関りの少ない方と交流を持つことができた
このようにポジティブな声が多く、
私が過去実施してきたなかで、
「もう次回は止めよう」となったことはありません。
船井総研が企画や運営のサポートをすることも可能です
とは言えども、
経営方針発表会の企画や運営を一からするのには、
心理的にも肉体的にも負担感があるのではないでしょうか。
船井総合研究所では、
士業事務所における経営方針発表会の企画運営サポートをしています。
事前に事務所のご方針や開催趣旨についてヒアリングし、
式次第や当日の実行までサポートをさせていただいています。
ご興味、ご関心のある方は開催に向けて準備をさせていただきますので、
各士業事務所の専門コンサルタントまでご相談ください。
方針発表会を実施し、
全所員が同じ方向に向かって一丸となって取り組める機会にしましょう!