2018年05月22日

マーケティング初心者でも大丈夫!独立直後から顧問先を獲得している税理士が考える3つのポイント

こんにちは。会計グループの坂田知加です。
これから独立する税理士の方からご相談をいただいたりすることも多いのですが、
その際にお伝えしている、独立直後から顧問先を獲得している税理士が何をしているか、
ということを、皆さまにもお伝えさせていただければと思います。
 
独立直後から、偶発的ではなく定期的に顧問先を増やしている税理士は、
きちんとマーケティングの計画を立てています。
 
独立初年度は、過去のお客様や知人の方からの紹介が発生しやすく、
予想外に顧問先が増えることもありますが、
独立2年目になると途端に紹介が止まってしまうケースが殆どです。
 
独立2年目以降も、安定的かつ継続的に顧問先を増やしていくためには、
下記3つのポイントを押さえてマーケティングの計画を立てておく必要があります。
 

①「ターゲット」

すでに税理士がついている企業の場合、
「今の顧問税理士とは長年の付き合いがある」
「今の顧問税理士の方が(独立したばかりの税理士より)経験と実績がある」
などの理由から、税理士変更にはなかなか踏み切ってもらえません。
 
その為、ターゲットとして狙うべきは、
顧問契約を獲得しやすい、税理士がまだついていない創業客です。
 

②「フロント商品」

ターゲットを創業客と定めたら、
創業客が問合せをするきっかけとなるフロント商品を考える必要があります。
 
創業客をターゲットとした従来のマーケティングでは、
会社設立をフロント商品としていましたが、現在は大手税理士法人も参入し、
会社設立をフロント商品とした集客手法では問合せを獲得するのが難しくなっています。
 
現在は「創業融資」をフロント商品とした集客手法がオススメです。
 
地方ではまだ会社設立の集客ができているエリアもありますが、
すでに費用対効果は資金調達の方が良くなってきています。
 
※参考:大阪府人口40万人都市の事例
 
 

③集客&クロージング手法

創業融資をフロント商品とした集客では、Web活用が効果的です。
 
まずは創業融資に特化した集客専門HPを作成します。
 
事務所HPの中に創業融資の商品ページを作成している事務所はありますが、
創業融資に特化した専門HPはまだ多くなく、
専門HPがあるだけでも創業融資に強いという印象を与えることができます。
 
専門HPを作成したら、創業融資を申請したいと考えている創業客が
調べるであろうキーワードに対してリスティング広告を掲載し、ターゲットをHPへ呼び込みます。
 
自然検索だけではHPへの流入数は不十分となるため、
自然検索への対策もしながらリスティング広告も併用することが重要です。
  
問合せが発生したら面談へ誘導します。
面談時には、「創業客が自身で創業融資を申請した場合」と
「専門家がサポートして申請した場合」を比較して説明します。
説明のポイントは融資成功率、申請の手間、スピードの3点です。
 
以上、これから独立をお考えの税理士の方、
独立したばかりの税理士の方のご参考になれば幸いです。
 
 
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【この記事を書いたコンサルタント】

チーフ経営コンサルタント 坂田 知加(さかた ちか)

船井総合研究所入社後、会計事務所向けコンサルティングに従事し、法人顧問獲得での業績アップを行っている。 現在、年間200日以上の現場支援において、特に創業支援に特化したコンサルティングに定評を得ている。 中でもWebマーケティングを得意とし、月間25件の反響獲得、1件当たり\5,000以下での反響獲得等、費用対効果の高いマーケティングを実践している。

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