士業事務所の大型化や業際に関する考え方がこの10年で大きく変化しており、
士業間連携のグループ経営を行うケースや、一部の部門を事業会社として株式会社化することで、
より機動力を持たせて成長を図る事務所も増えつつあります。
2019年7月18日~19日に当社にて毎年開催をしております「モデル事務所 視察クリニック」では
「名実ともに地域トップクラスの事務所に成長できた士業事務所の組織戦略」をテーマに
開業僅か7年で弁護士数において九州No.2の規模にまで急成長を遂げられた
弁護士法人デイライト法律事務所様、
全国に展開し船井総研主催・グレートカンパニーアワード2018にて
「働く社員が誇りを感じる会社賞」を受賞された弁護士法人サリュ様、
九州エリアを中心に拠点展開し、
税理士法人の人員数は300名超、九州No.1の位置を不動のものとしている
税理士法人アップパートナーズグループ様へご訪問をさせて頂きました。
税理士法人アップパートナーズグループ様は、
全国区の事務所が多く、競争が厳しい九州エリアにて、急成長し、
現在顧問先数は1600社以上、士業ランキングTOP30にも名を連ねており
「複数士業ワンストップモデル」のためのグループ経営を実現されています。
事務所合併や他士業との事業連携により、
相乗効果を出すことに成功したモデル事務所の一つです。
今回のクリニックでのご講演の中では、税理士同士のアライアンスの増加、
社会保険労務士事務所がフロントになった上での税理士法人案件の増加しており、
特に人事労務関連の相談が増えているとのこと。
グループ内には、社労士法人がありますが、従属関係では無く、水平関係であり、
案件が発生した場合には、法人間で費用を支払う形式をとっており、
グループ内の一つの部署として、それぞれが半独立収支のような方式を取られています。
また士業間連携で難しい情報管理に関しては、デジタルシフトを徹底することで、
セキュリティ体制のレベルを飛躍的に向上させており、
情報共有の範囲と制限について盤石な体制を実現されていました。
TECHが進化したことで、
今までできなかったセキュリティや効率性を実現するケースが増えており、
特に合併等の場合には、大きなメリットを享受するケースが増えています。
弁護士法上の制限があり、他士業に比べるとグループ経営を行う難易度は高いですが、
クライアントにとっては、ワンストップサービスの実現は望まれている事柄ですので、
相乗効果のあるグループ経営を実現していくことは、
今後の事務所経営を考える上で、選択肢の一つとして、
持っておくことは重要だと感じています。
変化が激しく、まだまだ情報があまり公開されていないパートナーシップや
グループ経営に特化したセミナーを開催させて頂きますので、是非、ご参加下さい。
今回のセミナーで学べるポイントを一部紹介致します。
Ⅰ:300人の組織を作る上で必要なグループ経営戦略
士業事務所におけるグループ経営の在り方や多様な経営方式。
士業事務所における全国ネットワークの構築や士業事務所における
MA・承継に係る戦略構築に精通したコンサルタントが、
300人事務所を創る上で必要な戦略についてお話をさせて頂きます。
Ⅱ:士業を中心とした事業会社を含めたグループ経営手法
総勢1400名。日本一の行政書士法人・社労士法人を持ち、
二つの上場企業を輩出しているSATOグループ佐藤代表に、
グループ経営の在り方や株式会社化のメリット、
士業事務所及び株式会社の形態を含めたグループ経営におけるメリットとデメリット。
成功の秘訣について話して頂きます。
Ⅲ:士業事務所が取るべきM&A戦略
事務所の成長と専門性の付加を実現する上で有効なM&Aを実現する上で、
士業がM&Aする前の準備事項、士業M&Aにおける業界相場と基準、
M&Aを成功させる上で重要となる手法についてお話をさせて頂きます。
Ⅳ:士業事務所が取るべきパートナー制度
プロフェッショナルファームとして成長させていく上で必要になる
パートナー制度・パートナーシップに関して、
青山監査法人、監査法人トーマツ代表社員の経歴を持ち、
会計士としての専門家の側面だけでなく、
複数の士業法人でのグループ経営、パートナー経営を行ってきた士業経営者の側面を持ち、
専門家組織を有機的、機能的に運営するための制度を自ら構築してきた
日本で数少ない士業経営のエキスパートにお話をして頂きます。
Ⅴ:パートナー制度の類型と設計、評価方法
パートナーシップ・パートナー経営を成功させる上で重要となる概念から
具体的なパートナー制度設計、パートナーの評価方法についてお話をさせて頂きます。
士業TOP100セミナー グループ経営・パートナーシップ篇 詳細はこちら
https://bengoshi-samurai271.funaisoken.co.jp/seminar/050031_lp/