2016年02月10日

セミナーマーケティングで成果を出す5つのポイント

法律事務所コンサルティングチーム 阿部 悠紀(あべ ゆうき)

皆さま、こんにちは。法律事務所コンサルティングチームの阿部です。今回は「セミナーマーケティング」についてレポートさせていただきます。

士業事務所のマーケティングにおいては、自所のホームページ活用を主軸としたWEBマーケティングが非常に有効な手段ですが、取り扱うサービスやクライアントの特性、事務所を構える商圏によっては、WEBマーケティングが十分に機能しない場合があります。
現在、複数のコンサルティング先でご提案をさせていただいているのが、「セミナーマーケティング」です。セミナーと聞くと、「大勢の人を集めないといけないのではないか」や「高度な専門知識を提供しなければいけないのではないか」、「準備や集客が大変なのではないか」とお感じになられる先生もいらっしゃると思います。しかし、実際にセミナーで成果を出されている先生方にお話しを伺うと、必ずしもそうではないようです。

以下に、「セミナーで成果を出すための5つのポイント」についてまとめました。

ポイント① 「研修型」と「営業型」の違いを知る。
士業の先生方がよく陥るケースとして、セミナーの主目的が講座内容を理解してもらうことになってしまい、実際に問い合わせを獲得することに目的を置けていない場合があります。前者のセミナーの場合、「仕事で使える、ためになるいい話が聞けました」と言われるのですが、実際の仕事の依頼や関係を深めることには発展しにくいようです。セミナーの目的にもよりますが、案件を発生させたい場合には、「営業型」のセミナーであることを意識して、実際の問い合わせにつなげる構成にする必要があります。

ポイント② 「起承転結」を意識する。
当たり前と言えば当たり前ですが、起承転結を意識するだけで、講座の説得力が大きく上がります。
起=絶対つかめるネタ(客観的事実)で会場の雰囲気を味方にする。
承=事例(誰もがうなずく話)からの教訓(新たな気づき)で納得感を持たせる。
転=教訓から導かれる解決策を提案する。
結=参加者が起こすべきアクション(問合せ)を明示する。

ポイント③ 名簿の取得、相談につなげる。
セミナー終了後は必ずアンケートを取るようにしましょう。アンケート内では、講座に興味を持った方がすぐに行動に移せるようなアクションを示すことや、ニュースレター・メルマガの送付先名簿を獲得することなどが重要です。

ポイント④ セミナー終了後、すぐにフォローをする。
セミナーは講演をして終わりではなく、その後のフォローが非常に重要です。できれば当日中、遅くとも3日以内には何かしらのコンタクトをして、次の接点を持つ機会をこちらから作りましょう。


ポイント⑤ セミナー運営を工夫する。
セミナーはただ話すだけでなく、雰囲気作りも重要です。会場内にBGMをかけること(BGMも時間によって使い分ける)や司会を立てて講師の権威付けを図る、アイスブレイクとして名刺交換タイムを作るなど、運営面でも様々な工夫が可能です。

これらのポイントを一つ一つ実践していただくことが、より大きな成果につながります。まずはセミナーにチャレンジしていただきたいと思います。

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