2016年12月12日

セミナー成功のカギとなる2つの要素

法律事務所コンサルティングチーム 山根 大地(やまね だいち)

最近では、顧問先や商工会議所などからの依頼以外にも、
事務所主催でセミナーを開催される士業事務所様も増えてまいりました。

そのメリットとしては、セミナーの該当分野に対する専門性・強みを訴求でき、
今後の見込み客作りや、直接仕事に結びつきやすいことが挙げられます。

今回はセミナー成功のカギとなる2つの要素についてお送りします。

(1)事前準備 篇

まずセミナー開催の計画は、開催日の3ヶ月ほど前から始めることが理想です。
船井総合研究所でもセミナーの企画は3ヶ月以上前より準備を進めています。
下記のようなスケジュールを組んだうえで取り組んでいただくと、
準備の抜け・漏れを防止することが出来ますので是非ご参考ください。

【90日前】
・開催日時の決定、会場選定 
・セミナー内容の選定
・集客リストの作成 など

【60~30日前】
・セミナーご案内の作成・発送 など

【14日前】
・会場設備・備品等の確認
・参加者へ受講票・会場案内の発送 など

【7日前】
・参加者への確認TEL など

【前日まで】
・テキスト、配布物の印刷
・座席表・オペレーション表の作成 など

セミナーの規模にもよりますが、準備に際して先生ご自身や、
事務員スタッフお一人で進めるより、事務所を挙げてのイベントとして行うと、
より一体感が生まれます。
具体的にはセミナー企画はもちろんのこと、
ご案内・集客状況等も見える化することで、各々の意識も高まります。

(2)当日運用(オペレーション) 篇
当日のオペレーションについては、講師・司会・その他と役割を明確に分けることで
スムーズなセミナー運用が可能となります。

特に、事務所主催のセミナーなど少人数での運営の場合は、
各々が独立して運営に当る必要があります。

役割分担の例
・受付(1人)
・司会(1人)
・講師(1人)
・会場内担当(1~2人)
・会場外誘導(1人)

ここで抑えておきたいことは、司会と講師を分けることです。
その他の役割は重複していても構いませんが、講師の”権威付け”をすることで
営業等の事後フォローがやりやすくなります。

また、コーヒーや飴などを用意していたり、スクリーン投影時の照明に気を配ったり、
質問時にマイクランをしたりと細かいところに気を配ることで
セミナー満足度を上げることができます。常に動くことのできる人員を配置し、
司会と講師は自分の役割に集中できるオペレーションを組むと良いでしょう。

以上の点に留意していただきながら、ぜひ満足度の高い事務所主催のセミナーにお役立てください。

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