こんにちは。弁護士の先生向けに事務所の業績アップのお手伝いをしております、
船井総合研究所の鈴木ゆたかです。分野は相続に注力しております。
今回のコラムでは、
「相続分野で弁護士が司法書士に求めていること」をご紹介させていただきます。
弁護士の先生が何を考えているのかを正しくご理解いただき、
上手に連携していただければ幸いです。
下記の画像は昨年「法律事務所 相続・遺言業務研究会」の会員様向けに
「司法書士の先生に求めるもの」というアンケートを取った際の結果です。
多くの弁護士の先生は、司法書士の先生へ
「親切な対応」を望んでいることがわかります。
この「親切」という部分を下記で分解していきます。
前提として、法律事務所から司法書士事務所へ紹介する案件は、
紛争事件解決後の不動産や預貯金の名義変更が主になります。
通常紛争事件は解決までに1年~3年程度かかることから、
依頼者は今か今かと名義変更の時期を不安な思いで待っています。
そのため、弁護士の先生方はその依頼者の不安を汲み取ることができる
「親切」を求めていらっしゃいます。
さらに、登記業務については弁護士にとっては専門外の仕事であるため、
登記をみすえた遺産分割協議書を作成したい時に
相談ができる柔軟な対応をしてくれる(親切な)司法書士と付き合いたい、
というご希望もアンケートの回答からありました。
以上のことから、弁護士の先生方は「お客様にとって最善の対応」を常に考えている、
とご理解いただければ上手に連携が取れるかと思います。
また上記にもありますが、
登記業務については弁護士の先生は知識が少ないと自覚されていますので、
登記に関連するような業務については、
積極的に司法書士の先生から情報発信・提案をしていただくと、
弁護士の先生からの信頼も得やすくなります。
上記のアンケート結果はいかがでしたでしょうか?
他士業は近いようで遠いため、
実際何を考えているか・何を求めているかわかりにくいです。
そのため本来連携できる可能性があっても、
それを潰してしまっていることも多くあります。
WEBマーケティングでの競争が激しくなっている今、
紹介ルートから問合せ・受任を増やすことは
今後の事務所の安定経営のためには非常に重要になります。
紹介ルートは築き上げるのは難しいですが、
築き上げれば何十年と続く安定的な集客ルートにもなります。
今回のアンケート結果を見て、
「あの事務所の〇〇先生は弁護士の気持ちがわかるから事件を紹介しよう」
という流れができることを祈念しております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
鈴木ゆたか
なお、全国の相続に注力している弁護士の先生を紹介して欲しい、
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2019年02月12日