2021年06月03日

こんなご時世だからこそ「語彙変換」して乗り切ろう!

いつもご購読いただきありがとうございます。
船井総合研究所 士業支援部 小川原です。

突然ですが、最近なんとなく後ろ向きな発言や投げやりな態度・考えを持ったことはありませんか?
このようなご時世ですので、仕方ない部分もある一方で、経営者や事業責任者でもある読者の皆様におかれましては、そのようなことが許されず、悶々とされている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ここで最近のマイブームをご紹介します。
それは「語彙変換」です。具体的にどのようなことかといいますと、身の回りで起こる様々な現象に対して言葉をプラスに置き換えるということです。

例えば、
「問い合わせ件数や受任件数が減っている」ということに対して「問い合わせ件数や受任件数が落ち着いている」といった具合に語彙変換をしています。
「減っている」と増やさなければという心理が働きますが、「落ち着いている」と思うと、だからこそ取り組めることがあると思えるものです。

他にも、「うちの事務所のスタッフは改善してほしいことが多くある」ということに対して「まだまだ成長の伸び代があるから今後に期待!」のような表現をします。
「短所是正」は時間も心理的ストレスも多くかかります。いいところに目を向ける「長所伸展」発想のもと、スタッフの皆様と接することができれば働きやすい環境はおのずと作られえると思います。

更には「毎日毎日忙しい」ということに対して「多くの方から求められて困っちゃう!」などです。
「忙しい」ことは確かに体力的にも、精神的にも辛いことも多いですが、「暇」の方が何倍も辛かったり、嫌になったりするものです。

このように考え方ひとつで変える、変わることができるのです。

はたから見るとなんだか恥ずかしくなるような発言ですが、これらの語彙変換を行うことで不思議とプラスの気を呼び込み、善循環が始まります。
半ば強引でも、プラスの語彙変換をお勧めします。

私事で恐縮ですが、学生時代野球に明け暮れていたのですが、恥ずかしながらチャンスにめっぽう弱かったです(涙)当時の心境としては、「打てなかったらどうしよう・・・」とか「これで負けたら自分の責任だ・・・」とかマイナス方向に考えていました。
一方で、プロ野球選手や調子がいい選手は「ここで打ったらヒーローになれる!」「インタビューで何を言おうかな」など、プラスに考えられています。
学生時代にこのことに気づいていれば今頃オリンピックに出られたかも・・・。

かの有名なイチロー選手はこのような名言を残しています。
「壁というのは、できる人にしかやってこない。
超えられる可能性がある人にしかやってこない。
だから、壁がある時はチャンスだと思っている。」

なんともかっこいいですね。いつまでも憧れの存在です。
今回のコロナショックもきっと乗り越えられる壁なのでしょう。

漠然とした不安感が多い昨今ですが、こんな時こそ「カラ元気」ではありませんが、言葉だけでもプラスにしていきたいものです。
特に「組織は99%トップで決まる」ものですので、お読みいただいている先生方におかれましても明日から言葉をプラスに語彙変換してみてはいかがでしょうか?

ここまでお読みいただきましてありがとうございました。

【この記事を書いたコンサルタント】

アシスタントコンサルタント 小川原 泰治(おがわら  たいち)

舶用機器メーカーを経て、2015年㈱船井総研へ入社。 入社以来、住宅・不動産業界のコンサルティングに従事。 その住宅・不動産業界での知識・経験を活かし、土地家屋調査士事務所のコンサルティングを得意としている。 「コンサルティングの答えは現場にある」をモットーに、土地家屋調査士事務所での測量業務を行う等、現場に入り込んだコンサルティングスタイルを大切にしている。 全国の土地家屋調査士事務所、30事務所50名の経営者と面談し、成功している土地家屋調査士事務所、選ばれる土地家屋調査士事務所のルール化も行っている。 土地家屋調査士業界の地位向上、認知度向上を果たすべく、日々コンサルティングを行っている。

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