2018年03月05日

採用活動は時流がカギ!士業事務所が戦略的に採用するために押さえておきたいこと

こんにちは。船井総合研究所HRDコンサルティング事業本部の髙橋秀明です。
 
みなさんの事務所では人材の採用をする際にどのような選考活動を行っていますか?
私が様々な士業事務所様とお仕事をする中で見ている一般的な手法は、
 
①ハローワークへの求人掲載
②Indeedを活用したダイレクトリクルーティング
③紹介会社の活用
 

 
といったものが挙げられます。
みなさんの事務所でも当てはまる項目があるのではないでしょうか。
 
これらは採用活動時の母集団(応募数)を形成する手法であり、
募集求人の内容によっては有効なものが含まれますが、
そもそも求人を出す際にここ近年の「時流」を把握した上で
募集職種の選定と打ち出し方を考えている事務所様は少ないようです。
 
ここでいう時流とは、どんなキーワードが求職者に刺さるのか、
そしてどの求人媒体の費用対効果が一番良いかという点です。
今回は士業事務所が戦略的に採用活動を進めるたにこれだけはおさえておきたいポイントは、
 
【①求職者のニーズを把握する】
【②求職者が活用する採用媒体を選定する】

 
の2つです。
今回は、そのうち「求職者のニーズを把握する」をご紹介します。
 

【ポイント①】求職者のニーズを把握する

求職者はどのようなキーワードで求人を探しているのか、調査することが必要です。
調査と言っても実際には大手求人媒体が公開しているデータベースや
Indeed分析データを用いるということになります。
 
ある求人媒体のデータベースで公開されている情報では
士業事務所に関連する結果が次のようになっています。
※<>内は順位
 
「職種別検索キーワードランキング」
<1>事務
<3>社会保険労務士
<7>行政書士
<12>経理
<26>社労士
<30>税理士
<37>司法書士
 
 
「待遇検索キーワードランキング」
<1>年齢不問
<2>未経験
<3>土日休み
<4>退職金
<6>第二新卒
<8>学歴不問
 
ここ最近では士業関連の職種検索がホットなキーワードとなっているだけでなく、
「未経験」「土日休み」「第二新卒」といった誰でも挑戦できて
休みも充実している求人を探す方が増えてきていると読み取ることができます。
働き方改革推進の流れからか、以前のような「専門的な業務が多い分、成長できます!」
といったキャッチフレーズよりも「未経験でも安心して働けます!」「プライベートも充実!」
といったキャッチフレーズの方が反応がよいという傾向の現れですね。
 
 
これらの情報を基にして求人を打ち出す時期や内容を検討することで
より効率よく求める人材を集めやすくなります。
まずはこのような情報を分析し、その上で事務所の求める人物像の設定や
採用活動の計画を立てることが採用活動の第一歩です。
 
 
今回は士業事務所が戦略的に採用活動を成功するためのポイントのご紹介をさせて頂きました。
是非事務所の採用活動に取り入れて見て下さい!
 
採用活動全般についてのご相談も随時受け付けております!
ご興味のある方はこちらからどうぞ!
 
士業経営.com お問合せ・お申し込みフォーム
https://www.funaisoken.ne.jp/mt/samurai271/inquiry.html

【この記事を書いたコンサルタント】

髙橋  秀明(たかはし ひであき)

宮城県仙台市出身。 大学卒業後、新卒で船井総合研究所に入社。 人財開発をテーマに士業・オートビジネスのコンサルティングに従事。 2016年には船井総研の新卒採用に携わり、採用計画の策定からオペレーションを含め100名以上の採用に貢献した。 現在は社労士・会計事務所の人財開発コンサルタントとして「新卒採用」「中途採用」「社員定着」「戦力化」などをテーマにコンサルティングを行っている。

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