士業事務所の経営者に限らず、
部下を持った方は少なくとも以下のような経験があるかと思います。
・部下がなかなか成長しない
・自分で考えて動かない
・突然優秀な部下が辞めてしまう
このような問題の解決に繋がる方法の1つとして、
1on1ミーティングに取り組む会員様が増えています。
1on1ミーティングとは、2週間に1度、1回につき30分程度時間を使い、
上司と部下が対話をすることです。
一般的な面談と違い、この1on1ミーティングは部下のための時間となります。
そのため、上司は部下の状況は直面している問題などを聞き、
部下が問題を解決するための気づきを得るためのサポートをします。
これまで多くの事務所の面談に同席させていただきましたが、
どうしても上司は部下へ伝えたいことがあるため、
上司が話しをする時間が長くなってしまいます。
しかし、この1on1ミーティングでは、上司は聞き役に徹して、
部下が上司に対してしっかり話ができることが重要です。
また、頻度もこれまでの定期面談では3ヶ月や半年に1回というのが一般的ですが、
この1on1ミーティングは2週間に1回、少なくとも1カ月に1回の頻度で実施します。
実際にこの1on1ミーティングを実施している事務所では、
上司と部下の対話の頻度が増えるために、仕事が円滑になった、
コミュニケーションが活発になったという感想をいただいています。
それから、この取り組みは船井総研が実施している
組織力診断のスコア結果にも反映されています。
2017年法律事務所経営研究会・企業法務研究会合同総会において、
組織力診断のスコアが特に高い会員様を表彰させていただきました。
その際に、その高いスコアの要因をヒアリングさせていただいたところ、
毎月この1on1ミーティングを実施しており、
この取り組みが組織力診断の高スコアに繋がっていることが分かりました。
所員が「自分から動く」「やる気が続く」「成長する」事務所にするためにも、
この1on1ミーティングはおすすめです。
1on1ミーティングに関しては多くの書籍が出版されています。
ご興味がある方は一度ご覧いただけますと幸いです。
また、個別にでもお気軽にご相談ください。
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2018年06月05日