法律事務所コンサルタント 高山 奨史(タカヤマ ショウジ)
船井総研では毎年グレートカンパニーツアーを開催しております。
今年は今週末からニューヨークのグレートカンパニーを視察します。
昨年はドイツに行き、かなり勉強になりました。
今回は、昨年のドイツグレートカンパニーからの学びをお伝えします。
「日本よりも生産性の高いドイツ」
ドイツと日本を比較すると、
①日本より一人当たり生産性が高い
ドイツは8000万人に対してGDPが360兆円なので1人あたり生産性高は450万円
日本は1億2500万人に対してGDPが480兆円なので1人あたり生産性高は約384万円
②日本より休みが多い
土日はどの企業も休みで、夜も早く帰ります。(朝は早いですが)
コンビニもありません。
日本人の方が働いている時間は長いのに、
ドイツの方が日本よりも生産性が高いという事実
つまり付加価値が高いといえます。
その秘密は、独自固有の長所の追求にあります。
ドイツ企業の特徴は、
「他社が何をやっているかは関係ない。自分たちの価値を追求する」
→相対値経営ではなく、絶対値経営
日本の車はエンブレムを隠すとどこのメーカーかわかりません。
トヨタも日産もホンダもスズキ、、、、も競合関係にあります。
一方、ドイツメーカーはお互いに競合していないそうです。
ベンツ=会社に行く車
BMW=休日に乗る車
ポルシェ=高級車
ベンツでは、日本では見られないような危険なプレス工場、
溶接工場を案内し、衝突安全性を語ります。
BMWでは、納車式場に500億円の投資しています。
色々な機能設備を併せ持つBMWワールドで一番やりたいのは納車式とその劇場化。
オーナーの購買満足度を高め、劇場化することで将来の顧客を創造します。
ポルシェには徹底的にこだわったミュージアムがあります。
工場見学は数年待ちだそうです。
このように独自の価値、独自の長所を追求しているのがドイツ企業の特徴です。
士業でも同じことが言えます。
他ではできないこと
他ではできないレベル
他ではやりきれないこと
などが独自固有の長所になります。
さて、今年はニューヨーク視察です。
どんなグレートカンパニーがあるか他のメンバーが報告してくれると思います。