2014年10月08日

ドイツグレートカンパニーからの学び

法律事務所コンサルタント 高山 奨史(タカヤマ ショウジ)

船井総研では毎年グレートカンパニーツアーを開催しております。
今年は今週末からニューヨークのグレートカンパニーを視察します。

昨年はドイツに行き、かなり勉強になりました。
今回は、昨年のドイツグレートカンパニーからの学びをお伝えします。

「日本よりも生産性の高いドイツ」

ドイツと日本を比較すると、

①日本より一人当たり生産性が高い
ドイツは8000万人に対してGDPが360兆円なので1人あたり生産性高は450万円
日本は1億2500万人に対してGDPが480兆円なので1人あたり生産性高は約384万円

②日本より休みが多い
土日はどの企業も休みで、夜も早く帰ります。(朝は早いですが)
コンビニもありません。

日本人の方が働いている時間は長いのに、
ドイツの方が日本よりも生産性が高いという事実

つまり付加価値が高いといえます。
その秘密は、独自固有の長所の追求にあります。

ドイツ企業の特徴は、
「他社が何をやっているかは関係ない。自分たちの価値を追求する」

→相対値経営ではなく、絶対値経営

日本の車はエンブレムを隠すとどこのメーカーかわかりません。

トヨタも日産もホンダもスズキ、、、、も競合関係にあります。

一方、ドイツメーカーはお互いに競合していないそうです。

ベンツ=会社に行く車
BMW=休日に乗る車
ポルシェ=高級車

ベンツでは、日本では見られないような危険なプレス工場、
溶接工場を案内し、衝突安全性を語ります。

BMWでは、納車式場に500億円の投資しています。
色々な機能設備を併せ持つBMWワールドで一番やりたいのは納車式とその劇場化。
オーナーの購買満足度を高め、劇場化することで将来の顧客を創造します。

ポルシェには徹底的にこだわったミュージアムがあります。
工場見学は数年待ちだそうです。

このように独自の価値、独自の長所を追求しているのがドイツ企業の特徴です。

士業でも同じことが言えます。

他ではできないこと
他ではできないレベル
他ではやりきれないこと

などが独自固有の長所になります。

さて、今年はニューヨーク視察です。
どんなグレートカンパニーがあるか他のメンバーが報告してくれると思います。

法律事務所コンサルタント 高山 奨史(タカヤマ ショウジ)

高山 奨史
(タカヤマ ショウジ)

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