こんにちは!
会計事務所を専門にコンサルティングを行っている塩見と申します。
今税理士として勤務されている方、税理士試験合格に向けて試験勉強中の方の中には、
「いつかは税理士として独立開業したい!」
とお思いの方も多いのではないでしょうか…?
しかし、昔と異なり紹介はそこまで期待出来ず、低価格競争も激化しており、
開業しても売上が順調に上がるとは限らなくなってきています。
「独立開業して本当に大丈夫なのか…」
と開業への不安も尽きないのではないでしょうか?
今回は開業して成功された税理士が実際に取り組んでいた
「3つの開業準備」についてお伝えしたいと思います。
1.成功事例の収集
成功への近道は、すでに成功しているやり方を踏襲することです。
成功している開業税理士が何をしているのか、という成功事例を収集し、
自身の計画に落とし込むことが大切です。
その情報はどこで仕入れるのでしょうか?
本コラムをご覧いただいている皆様は、日頃から情報収集をされていると思いますが、
インターネット上には、様々なまとめサイトやコラムが掲載されており、
実際に成功されている方のブログ等が多数あります。
また他にも定期的に配信されているメルマガ等もありますので、
これらの媒体より情報を収集することも1つの選択肢です。
上記のような媒体を通しての情報収集は比較的手軽にできますが、
セミナーや勉強会で生の情報を集めていただくのも、効果的です。
成功法則等を学ぶことも大切だと思いますが、
実際の成功事例を、実現した本人の口から聴ける機会があれば、
ぜひ積極的に参加してみてください。
机上の空論ではない、リアルな情報を聞くことができ、
すでに成功している方法を再現しやすくなります。
2.注力するターゲット/テーマの設定
成功した開業の先生は、ターゲットやテーマを絞っている、
という共通点があります。
その中でも、ターゲットを創業者に限定し、創業支援、
特に“創業融資”に特化して取り組まれている方は、
開業初年度から年間30件ペースで顧問先を増加している等、
確実にスタートダッシュを切れています。
しかし、なぜ“創業融資”なのでしょうか?
主な理由は3つです。
・50%弱の開業者が“資金繰り・資金調達”に課題を感じており、
支援してくれる専門家を求めている為、問い合わせを獲得しやすい
・創業客は顧問税理士がいない場合が多く、顧問契約を受注しやすい。
そのため、事務所の基盤となる顧問先を獲得し、ストック収入を増やすことが可能である
・創業融資の申請実務は、パターン化・フォーマット化が容易であり、
ポイントさえ押さえれば、取り組んだことが無くてもすぐに始められる
開業時のスタートダッシュを切るには、創業支援に取り組むことが近道です。
3.営業導線の設計
情報を収集し、ターゲット・テーマを決めて開業しても、
顧問先が増えないことには事業が成り立ちません。
ターゲットの集客からクロージングまで、営業導線を設計出来ているか否かで、
開業後の顧問先増加スピードに差が出ます。
集客ツールとして、Webの活用を検討される方も多いと思いますが、
近年HPを保有する事務所は徐々に増えてきました。
そのため、ただHPを制作するだけでは、問い合わせは発生しないのが現実です。
問い合わせが発生する導線を考えた上でHPを制作し、
継続的にHPの集客施策を行うことが重要となってきます。
開業時から問い合わせを獲得し、顧問先を増加している事務所は、
開業前に定めたターゲット「創業客」に向けた「創業支援」をテーマとするHPを制作し、
定期的なコンテンツの更新やWeb広告の活用により、Web経由で集客の安定化に成功しています。
問い合わせを獲得した後、受注に繋げられるかどうかは、下記3点がポイントとなっています。
・問い合わせ発生から電話対応、面談対応から受注までの導線が出来ている
・各フェーズで押さえるべきポイント・テクニックを知っている
・面談時に専門家へ依頼するメリットを訴求できている
ここまでお伝えしてきた、開業して成功された税理士が実際に取り組んでいた
「3つの開業準備」。
実際に、「3つの開業準備」を押さえた事務所では、
・創業客から平均51.3万円/年で受注獲得
・90日間で16件の受注獲得
という成果を出されています。
今回お伝えしたポイントを参考に、
皆さまも開業のスタートダッシュを切れるよう、準備を進めていただけましたら幸いです。
※HP活用をはじめとした集客手法や集客後のクロージング手法、
今回ご紹介した創業支援について詳細にお知りになりたい方は、
お気軽にお問い合わせください。
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