2020年03月19日

クラウドツール導入成功のポイント

クラウドツールの導入に苦戦していませんか?

経理コンサル必須のプロセスであるクラウド導入支援において、クラウドツールを導入することが必要不可欠であることは言うまでもありません。
しかし、経理コンサルを始めようとされている事務所の方々から、「クラウドツールの導入に不安がある」という話を伺うことがあります。

お客様からの返信が遅い。コミュニケーションがスムーズに進まず、クラウドツールの導入が思うように進まないのではないか・・・?
クラウドツールの導入は何から始めたら良いのか・・・?

このような声を受け、本コラムでは、クラウドツールを導入する際のポイントをお伝えいたします。

ポイント①:情報共有手段の早期確立

お客様との情報共有手段を早期に確立することが、クラウドツール導入成功のポイントとなります。
クラウドツールをスムーズに導入するためには、綿密なコミュニケーションをとることが必要です。そのため、可能な限り無駄のない形で、スピーディーにコミュニケーションを進める必要があります。

それを実現できるツールが“チャットツール”です。
従前通りにメールでコミュニケーションを取るよりも、情報共有を効率的かつスピーディーに行うことが可能です。

例えば、一般的にメールでのやり取りを行う場合、

・宛先
・件名
・本文の宛先
・いつもお世話になっております。
 船井総研の山田でございます。…

という様に、本題に入るまでに約1分の時間がかかってしまいます。しかし、チャットツールでは上記の入力が不要となります。
チャットツールで50通/1日やりとりをすると仮定した場合、1日あたり50分、週5勤務とすると250分、1ヶ月で1,000分(約16.8時間)のコミュニケーションコストの削減効果を得ることができます。
また、スマートフォンからの返信もしやすく、コミュニケーション頻度を上げやすいのも特徴です。
この様に適当なツールを選択し、情報共有手段の早期確立を行うことで、クラウド導入のためのコミュニケーションをスピーディーに行うことが可能になります。

ポイント②:スモールステップから始める

いざクラウドツールを導入する段階になると、何から手を付けてよいのか分からず、途方に暮れてしまうというお声を伺うことがあります。
結論としては、「導入しやすい業務からクラウドツールの導入を進める」というのがベストです。例えば、初めにクラウド会計ソフトを導入し、次にクラウド給与計算ソフトの導入&会計ソフトとの連携へと展開します。
会計事務所においては会計ソフトが一番扱いやすい、という理由と共に、企業においてもクラウド会計ソフトが経理業務の軸となる為、会計ソフトから導入するケースが多いです。

しかし、企業の状況やニーズによっては、まずはクラウド勤怠管理ツールから導入する、という様なケースもあり、必ずしも「これから導入しなければいけない」という決まりはございません。
重要なのは、一気に会計、勤怠、給与、請求、経費などのツールを全て導入しようとせず、最も緊急性が高い業務、導入しやすい業務から導入を始め、徐々に範囲を広げていく、というスモールステップから始める進め方です。

お客様も事務所も、クラウド化の小さな「成功体験」を着実に進めていくことが、将来的な経理業務全般のクラウド化につながっていきます。

こちら2点のポイントを抑えることで、クラウドツールの導入をスムーズに行うことが可能になります。

本日お伝えできたポイントは極一部ですが、クラウド導入支援に取り組んでいる事務所が集まる経理コンサルビジネス研究会ではより多くの情報を共有しております。
ご興味がある方は、是非一度お試し参加にお申込みください。(一事務所一回まで無料で参加可能です。)

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https://funaisoken.ne.jp/samurai271_zeirishi/inquiry-study-kaikeiken.html

【執筆者:山田 颯斗】

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延長とさせていただきます。(ご来場による開催はございません)

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