今回のコラムでは、法律事務所におけるSEO対策として、
重要度別のキーワード比率調整の方法を取り上げさせていただきます。
皆様は自事務所のホームページ(事務所サイト・分野別特化サイト)において、
SEO対策を実施されていますでしょうか?
法律事務所において、Webマーケティングは重要な集客手法であり、
リスティング広告やSNSの活用なども挙げられる中、SEO対策は不可欠な手段と言えます。
SEO対策において、2012年2月頃にアメリカでGoogleアルゴリズムの改訂が行われ、
ヴェニスアップデートが適用されました。
ヴェニスアップデートとは・・・
ヴェニスアップデートとは、①検索者の所在地域の関連性が近いサイトが上位表示されやすくなる、
②検索時に、地域名を含んだ検索をした際、地域キーワード比率の高いサイトが
検索結果で上位表示されやすくなる等、検索結果に反映されるGoogleアルゴリズムの通称です。
日本では正確にいつから適用されたか公開されていませんが、
アメリカでの改訂の2~3年後だと推定されます。
こちらのヴェニスアップデート自体は有名なアルゴリズムの改訂であり、
既に多くの法律事務所の特化サイトにおいて、
地域キーワードの比率を高める取り組みは行われています。
一方、流入を図るための検索キーワードを想定した際、
サイト内のキーワード比率が正しくないケースが見受けられます。
具体的には・・・
具体的には、メインキーワード(分野名(例:離婚))、ミドルキーワード(弁護士)および
サブキーワード(地域名(例:東京))の比率が誤っていることから、
検索結果が芳しくないサイトがあります。
例えば、地域キーワード比率を高めようと、サブキーワードである地域キーワードの
出現頻度を増やしたが故に、メインキーワードの(分野名(例:分野名))や
ミドルキーワード(弁護士)の比率を上回ってしまっているようなケースが該当します。
「分野名(例:離婚)+弁護士+地域名(例:東京)」で、
上位表示されているサイトの特徴として、
メインキーワード(分野名(例:離婚))、ミドルキーワード(弁護士)、
サブキーワード(地域名(例:東京))の比率が下記のような順番になっています。
メインキーワード(分野名) > ミドルキーワード(弁護士) > サブキーワード(地域名)
また、それぞれのキーワード比率ですが、ペナルティ発動前の2008年頃までは
10%以上で問題ありませんでしたが、現在は5%以上だと
ペナルティの対象になり得るとの見方もあります。
よって、メインキーワードは4%台、ミドルキーワードは3%台、
サブキーワードは2%台が理想的な値であると考えられます。
いかがだったでしょうか。今回は法律事務所の特化サイトにおける
重要度別のキーワード比率調整の方法を紹介させていただきました。
法律事務所業界においては、特化サイトの開設が珍しくなくなり、
しっかりとヴェニスアップデートの対策を行っている事務所もあります。
その一方で、今回お伝えさせていただいたように、サブキーワードにあたる地域キーワードと
それ以外のキーワード比率の関係性を誤って調整しているサイトも少なくありません。
是非この機会に自事務所の特化サイトにおける各キーワード比率を把握いただき、
最適なキーワード比率へ調整いただければと思います。
SEO対策をはじめ、Webマーケティングに関する個別コンサルティングにご興味のある方は、
ぜひ弊社までお気兼ねなくご連絡ください。
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