2016年01月19日

『案件管理表(反響管理表)』から得られる効果

お正月も終わり、2016年の目標に向けてスタートダッシュを切っていきたいですね!

スタートダッシュを切るためには、基礎・基本の徹底が大切です。

今回は、士業では多くの事務所様が取り組んでいらっしゃる『案件管理表(反響管理表)』について
お送りいたします。

■案件管理表の意義

案件管理表には、お問合せ日・お客様名(企業名)はもちろんのこと、集客経路(ホームページor相談会orチラシetc…)や相談内容を記入します。

“ただ振り返るためだけの管理表”であれば、このままでも良いのかもしれませんが、

案件管理表の意義は、

“相談のあったお客様に対して、次に何をするのか?” 

“営業先に次にどんなアプローチをすれば案件を獲得できそうか?”など、

次に向けて何をするのかを記録する点にあると考えています。

ですから、最初に挙げた項目について基本的に記入できている事務所様では、

「相談内容(問合せ内容)」の隣に「提案内容(どうすればよいか?)」という項目を追加し、

また、「ヒアリング内容」の隣に「ヒアリングできなかった場合の理由」という項目も追加しています。

案件管理表に記入する時間は少しだけ増えてしまいますが、

この繰り返しが、事務所の提案力UPに繋がり、受任力UP→業績UPに繋がります。

■毎日記入するために、取り組むべきこと

とはいえ、営業、立会い、相談・面談、その他たくさんの業務に追われる毎日で、

実際は案件管理表に毎日数値を入力する時間を取れずにいる事務所様も少なくありません。

毎日案件管理表を入力するためには、2つ方法があります。

1つ目は、案件管理表に記入する時間を減らすこと。

2つ目は、案件管理表に記入するための時間を増やすこと。

特に1つ目については、事務所様によってさまざまな工夫をしています。

例えば、記入する内容を”選択形式”にすることによって、記入するハードルを下げています。

(ある・なし、○・×、1・2・3のような数字 で記入できるようにする。)

記入方法を数字のみにして、内容を簡単にすることによって、

案件管理表の内容を数値化・体系化することができるため、事務所の強みや弱みを数字で分析することもできます。

また、記入する日にちを決めている事務所様もいらっしゃいます。

毎日記入し続けることは難しくても、「毎週火曜日と金曜日に記入しよう!」と決めることによって、記入するハードルを下げています。

案件管理表はその記録が蓄積されればされるほど、事務所にとって大切な情報になります。

上記で紹介させていただいた事例は極一部ではありますが、

これらの事例をヒントにして、みなさまの事務所に合ったやり方を見つけていただければ幸いです。

ぜひ、2016年は案件管理表の記入を習慣化してみてくださいね。





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士業経営.com「編集部」




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