2016年04月05日

売上アップできる施策があるのに人手が足りない・・・を解決する方法

社労士事務所コンサルティングチーム 富澤 幸司(とみざわ こうじ)

こんにちは!士業経営支援部 社労士事務所
コンサルティンググループの富澤です。

私が担当している社労士業界はマイナンバーや
今年も当たり年といえそうな助成金などで非常に追い風が吹いています。

事実、弊社が主催している社労士事務所経営研究会(以下、社労士研)では
新規顧問獲得50件以上という事務所が幾つもございます。

そんな社労士研の会員事務所の課題の1つに

「仕事をとれる可能性があるのに人手が足りない」

といったものがあります。

オリンピック開催に伴う景気減退を見据え
今のうちに地盤固めをしておきたい
なのに・・・まさに隔靴掻痒の心境ですよね。

そこで本日はそんな状況を打開するヒントを
お伝えできればと思います。


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船井流経営法「圧縮付加」を取り入れてみる
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圧縮付加とは元々、弊社が小売業のコンサルティングを
する際によく提案する手法です。

多くの小売業では業績アップをするために
いかに品揃えを増やすかということが大事になります。
しかし、品揃えを増やすためはスペースが必要で
スペースには限りがあるものです。

そこで「圧縮付加」です。

・まず今の売り場のスペースを100とすると
80のスペースに今の売り場に陳列している商品を置く

・残った20のスペースに売れ筋の商品を置く

・これによって売上が上がる

この一連の手法が「圧縮付加」です。

これを士業版に置き換えると

・現在5人で担当している業務を4人で担当することに決める

・4人で担当するためにオペレーションに無駄がないかを見直し改善をする

・担当を外れた一人が新しい仕事を担当する
となります。

ポイントは次の3つです。

(1)元々の業務から外れる担当はその業務を担当している
5人の中で一番作業が遅い人が望ましい
(元々5人で担当しているものなので戦力の人を外してしまうと厳しい)

(2)業務の見直しをする際はオペーレーションを見える化する
→士業はマニュアル化が進んでいないことから同じ業務なのに
各担当で工程が違うことがままある
(ある人は無駄が多い、ある人は効率的)
→効率的な人のやり方を取り入れることで5人で担当する業務を
4人で担当出来る時間の節約ができる

(3)業務を細分化して、分業により効率化できない考えてみる

もちろん有望なテーマであれば、上記と合わせて採用をされると良いでしょう。

是非お試し下さい。

★★お知らせ★★

本日お伝えしたような生産性が上がるノウハウを
実践した事務所に成功事例を交えて、お話頂く機会を設けました。

講師は4年で15名事務所、5年で20名事務所目前と
毎年着実に成長を遂げているオーリンクグループ
(社労士・行政書士の2士業)の代表をつとめる
小田切 朋子氏に特別にご講演頂きます。

成長事務所の取組みを再現できるよう解説つきで
お届けする、またとない機会です。

マネジメントの成功事例のため、社労士事務所は
もちろん他士業の先生でも参考になります。

残席10席となっておりますため、お申し込みを
希望される先生はお早めにお申し込みください。

<2016年度第2回経営者実務研修>

タイトル:士業事務所の所長が経営に専念するための権限委譲の極意(仕事の任せ方)
ゲスト講師:オーリンク社会保険労務士法人 小田切 朋子 氏
日時:4月17日(日) 12:00~17:00
場所:船井総合研究所 東京本社

今回の経営者実務研修も多くの事務所様の代表や幹部の
皆様の悩みを解決できる研修となっております。
代表と幹部の皆様ご一緒にご参加くださると、
実際に権限移譲を進めて形にする上で協力してもらいやすいので、非常に効果的です!



社労士事務所コンサルティングチーム 富澤 幸司(とみざわ こうじ)

富澤 幸司(とみざわ こうじ)




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