2019年03月25日

「背中を見て学べ」では人は育たない!<一歩進んだ土地家屋調査士事務所の姿>

日ごろよりコラムをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
船井総研の遠藤でございます。
土地家屋調査士事務所様の生産性向上のコンサルティングに従事させていただいております。
 
さて今回は、ズバリ!<教育カリキュラム>というテーマでお送りいたします。
 
前回お送りした、<未経験者の育成>というテーマでも少し触れさせていただきましたが、
土地家屋調査士事務所がスピード感を持って成長していくためには、
この教育カリキュラムが必要不可欠になって参ります。
今回はその作成手順と内容についてもう少し深く見ていきましょう!
 
土地家屋調査士事務所では、いわば「先輩の背中を見て育て!」
「先輩の仕事を見て盗んで成長しろ!」という風土が未だ根強いと感じております。
 
もちろん土地であれ建物であれ、現場ありきの仕事が多いので、
それが不正解だとは言いきれません。
実際に現場に出て、先輩の仕事を見ながら学ぶ部分も多分にあるでしょう。
 
しかし、それだけに頼っていては成長スピードが鈍化しますし、
ついてこれない人財に関しては早期の離職にもつながります。
 
「0から背中をみて学べ」ではなく50%でも60%でもベースを作ってあげたうえで
「背中をみて学べ」であれば成長スピードはぐっと高まりますし、理解も早くなります。
 
では、教育カリキュラムはどのように作っていけばよいでしょうか?
効果的に進めるために以下のステップで作成してみましょう!
 

 

STEP1|重点項目の選定

ここでは、いち早くできるようになってほしい独占業務をあげます。
おそらく、境界の確定(事前の調査から現場の測量、立会から成果の作成まで)を
いち早く任せられるようになれば、売上も立ちやすく測量件数も伸びてくるでしょう。
 
売上=単価×件数ですので、売上アップに繋がる業務を早く任せられることで業績が上がる、
という意識を忘れずに選定しましょう!
 

STEP2|教育スキルマップの作成

スキルマップとは、従業員のスキルを可視化するツールです。
ここではSTEP1で上げた業務を細かく棚卸ししてスキルマップを作成します。
 
スキルマップの良い点は、いま出来ていること、出来ないことを把握できることです。
ただ現場についてきて覚えろ!と言ってもなかなか効率よく教育はできません。
 
スキルマップを用いることで教育にかける工数を削減することもできますし、
教えてもらう方も客観的に自分のスキルが分かるので、
モチベーション管理にも効果的であると言えます。
 

  

STEP3|各種マニュアルや教材の作成

STEP2のスキルマップまで作成が終了したら、項目毎にマニュアルを整備していきます。
文字だけでは読んでいて疲れてしまい、使わなくなってしまうので、
写真や現場の動きの動画などが入っているとより良いです。
 
また、タイミングよく新しい従業員を迎え入れたのであればチャンスです。
新人が感じる疑問点は、その時しかない重要な財産なので、
事務所内にストックしてマニュアルに反映させていきましょう!
 
土地家屋調査士事務所で教育マニュアルが揃っている事務所はなかなか無いのが現状です。
しかし、従来のやり方のままでは時代に取り残されてしまうでしょう。
 
土地家屋調査士事務所にとって資格者というのは何よりの財産となりますが、
資格者採用は非常に難しい時代であるのは先生方がよくご存知かと思います。
そんな時代だからこそ、社内から資格者が輩出できる事務所になることで
事務所の魅力が格段に上がります。
 
人財が育ちやすく、働き甲斐のある事務所に変貌するためにも、
今こそ所内の教育カリキュラムの構築を進めましょう!
 
 
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【この記事を書いたコンサルタント】

遠藤 大介(えんどう だいすけ)

入社後は宿泊業における生産性向上コンサルティングに従事。現場に入り込んだ業務フローの棚卸しや改善提案など、現場の従業員様にも寄り添うコンサルティングスタイルを大切にしている。現在は、土地家屋調査士事務所の生産性向上・業績アップに取り組み、コンサルティングを行う。ドローン測量では事業化支援に取り組み、専門サイトの立上げ、セミナー開催や広告運用による集客をサポート。「日本の元気の源は中小企業の元気」をモットーに日々コンサルティング業務に取り組んでいる。

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