こんにちは。
社労士コンサルティンググループの芝原と申します。
どうしたら経営者としてビジョンを描けるようになるのか?
経営者としてビジョンを描く力が養われるのか?
先日、こういったことを考えながら、
とあるTV番組を見ていたときに気づいたことがあるので
本コラムにて共有させていただきます。
チンパンジーたちが描く絵は歳を重ねても
現代アートのような絵のままですが
ヒトは子どもの時はなぐり書きのような絵を
描いていても成長するにつれ、しっかりとしたモノを描くようになってきます。
この違いは何だと思いますか?
答えは、今ここにないモノを想像する力です。
ヒトの子どもが描き始める“モノ”は
見たものというよりも知っている“モノ”を描きます。
知っている“モノ”として認識できるようになる頃と
語彙が爆発的に増えてくる時期はほぼ同時期です。
つまり、モノにはそれに対応した言葉があることを理解して
一気に言葉で認識すると子どもの世界の見方は大きく広がるのです。
経営者がビジョンを描くにあたっても同じことがいえるのではないでしょうか?
あらゆる事象を見るにしても
原理・原則、時流、理論などを知っているか?
また、それらを言葉として知っているではなく、
理解できているか否かで見方が大きく変わります。
では、この“みる”力を養うためには、日頃から
どのような訓練が必要なのでしょうか?
ずばり、偉人の目を借りて“みる”機会を設けるのです。
現代アートを見るのと発想は同じです。
私たちは美術館で絵を見るときに、
その絵を通していろいろな作家たちが見た世界を見ております。
つまり、その人達の目を借りているのです。
弊社では、経営者様が5年後10年後を想像できる機会として
日本よりも先進的な環境下におかれている海外企業を視察する
「グレートカンパニー視察ツアー」があります。
(http://global.funaisoken.co.jp/)
毎年8月には、「経営戦略セミナー 経営研究会全国大会」といって
3年先を見据え、自社をどう適応させ、
変化を大チャンスに変えるための想像が出来る機会を設けております。
(https://lp.funaisoken.co.jp/keieisenryaku/)
業種別やビジネスモデル別経営研究会では、
参加者が自らの体験や事例を語り、共有し、お互いを高めあう
「師と友づくり」の場としております。
これも他事務所や他経営者を通していろいろな世界を見るということでもあります。
(https://www.funaisoken.co.jp/study)
事務所のビジョンを創造するにしてもゼロから生み出すことは殆どありません。
積み重ねてきた何かをもとに生み出すはずです。
“みる”という事はクリエイティブなことあり、
これからの時代を生き残れる経営者になるためにも
養い続けなければいけない能力だと考えます。
自分にとって必要な“みる”力を養う環境作りが出来ているか?
自問自答してみてください。
もし、物足りないと感じていらっしゃるのであれば
付き合う人間を変えて環境を整えてみましょう。
そうすれば、“みる”力がもっと養われることでしょう。
以上で本コラムは終了とさせていただきますが
もう少し詳しいことを聞いてみたい、相談してみたいという場合は
お問い合わせフォームからご連絡願います。
あなた様にとって大きな一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
船井総研士業グループ お問い合わせフォーム
2019年03月22日