2018年01月19日

資格者採用をするために「採用サイトの応募率」を向上させる3つのポイント

士業事務所専門のマネジメント系コンサルティングに従事しております、浅野でございます。
司法書士事務所関係の資格者採用の代表的な実績として、
今期では下記のような事例が出ております。
 
■司法書士資格者採用成功事例
・5名の資格者の応募を集めて3名を採用@関東エリア
・6名の資格者の応募を集めて2名を採用@関西エリア
・2名の資格者の応募を集めて1名を採用@九州エリア
 
今回はこのような採用に成功している司法書士事務所様に共通する
司法書士資格者の応募率を向上させるための採用サイト制作のポイント
を3つお伝えいたします。
もちろん採用サイトを沢山みてもらうために採用サイトへの流入数を向上させることも重要ですが、
そもそも応募率が低いと投資をして流入数を上げても無駄になってしまうため、
「採用サイトの応募率の向上」というテーマで書かせていただければと思います。
 

1.採用サイト内における回遊性

皆様も採用サイト内で司法書士資格者にアピールするために、
多くの原稿を細かく作りこんでいらっしゃると思います。
しかし、どれだけ時間をかけて傑作と言える原稿を作成したとしても、
その原稿(ページ)を司法書士資格者に閲覧してもらわなければ、
時間をかけて作成した意味がありません。
 
そこでひとつ重要になるのが「採用サイト内の回遊性」です。
 
実際に複数の事務所様にご協力いただいてサイト内を分析させていただいたところ、
回遊性を改善できそうな状況が多くありました。
回遊性を改善できそうな状況を具体的にご説明すると、
司法書士資格者が事務所の採用サイトを閲覧した際に
「TOPページとその他に1~2ページを見ただけで採用サイトから離脱してしまっている状況」
などのことを言います。
 
こちらについては、TOPページに司法書士資格者が就職先を探すために好む情報として、
「仕事に関するページ」へのリンクを設置したり、
そのページから他のページに行きやすいようにリンクやバナーを貼り付けたり、
所員の声を設置する順番を工夫したりなどをすることで改善することができます。
 

2.写真の点数

こちらについては原稿の作りこみの部分となってきますが、
応募数の多い事務所様の採用サイトの特徴として、「写真の点数が多い」傾向があります。
 
そもそもの採用サイトの制作趣旨は、「司法書士資格者が、
うちの事務所がどんな事務所かを知ってもらって応募してきてもらうこと」となりますので、
写真ほど司法書士資格者が事務所の内情を知ることができるツールはありません。
 
基本的に事務所や所員様の写真であれば、一定の応募率の向上を見込むことができます。
その中で最も有効打となる写真は「所員同士の仕事中の写真と仕事外の写真」です。
 
たとえば「先輩所員が後輩所員に笑顔で仕事を教えている写真」は
司法書士資格者自身が実際に事務所に入所した後の自分をイメージでき、
OFFの写真で「忘年会を楽しんでいる所員同士の写真」は、
仕事仲間としての良好な関係性をアピールすることができます。
 
就職を希望する重要な要素のひとつとして「職場内での人間関係」がありますので、
その部分を写真でアピールすることで応募率を向上しやすくなります。
 
「うちの事務所はアットホームです」と文字でアピールするよりも説得力が増しますので、
ぜひ様々な写真を撮影していただき、
説明文も添えて採用サイトに沢山ご掲載いただければと思います。
 

3.経験できる仕事の範囲とレベル

司法書士資格者の応募率を向上させるために重要なのが「経験できる仕事の範囲とレベル」です。
あらゆる職種の中でも司法書士資格者の方は「勉強好き」「仕事好き」の傾向が強い方が多いため、
そのニーズに応えているアピールをしていただければと思います。
 
範囲の部分を具体的にはご説明すると、
「うちは不動産登記と商業登記、相続が中心です」と記載するのではなく、
「不動産登記では〇〇〇のような案件を経験することができ、
(時期)までに〇〇〇を一人できるようになります。商業登記は…」
のような具合で、
各々の仕事の中でも、こんな経験ができて、いつまでに何ができるようになるのかを
アピールすることで、司法書士資格者の方は興味や意欲を持ってもらいやすくなり、
応募率が向上しやすくなります。
 
また、経験できる仕事のレベルについては、たとえば
「新たな新規案件を開拓するためのセミナーや勉強会の講師だけでなく
…や行政から依頼される個別相談員など多くのレベルの高い仕事も、
希望に応じて挑戦していただくこともできます。」といった具合に、
ただ案件を処理して経験するだけの事務所ではないことをアピールすることで、
差別化をすることができます。
 
12月~1月は合格者の方の求職が活発になる傾向があり、
エリアによっては2月3月も応募はなくはないので、
資格者採用を検討されている事務所様はぜひ一度採用サイトを見直していただき、
応募率を向上して「司法書士資格者から選ばれる事務所」になっていただければと思います。
 
もちろん、採用サイトの応募率を向上させる手法は上記の3つだけではありませんので、
詳細をご希望の方は、下記までご連絡いただければと思います。
  
株式会社船井総合研究所
第五経営支援本部 士業HRDグループ 士業採用チーム①
浅野 大樹 (Asano Hiroki)
h-asano@funaisoken.co.jp
http://www.funaisoken.co.jp/site/profile/profile_1931.html

 
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【この記事を書いたコンサルタント】

浅野 大樹(あさの ひろき)

中央大学法学部卒業後、船井総合研究所に入社。 入社以来「中小企業の組織活性化・持続的成長」のための「マネジメント支援」を扱っており、独自のスキーム・ノウハウにより、下記の業種にて成果を上げる。 士業(弁護士・司法書士・税理士・社労士など)における資格者採用・スタッフ職・営業職採用。マネジメント(定着・育成)/タクシー業界における乗務員採用/調剤薬局業界における薬剤師採用/障がい者施設業界における社会福祉士・介護福祉士採用/行政機関における職員採用/船井総研本社における経営コンサルタント職採用 etc 特に士業事務所の採用支援では、1ヶ月で5名の応募⇒3名の採用(一人あたりの応募コスト10万円程度)や、2週間で400名のスタッフ職応募⇒3~4名の採用(一人あたりの応募コスト275円程度)などがあり、評価制度・業務効率化・マニュアル作成なども含めたマネジメント総合支援に従事している。

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