2017年10月30日

電話対応で来所予約を獲得する3つのポイント

従来の紹介型の案件では、そもそも来所予約獲得は不要ですし、完全新規のお客様の来所誘導を電話でする機会は多くても月に10件程度です。

これと比較するとホームページでの集客など、ダイレクトマーケティングを進めるとどうしても来所アポを獲得することが難しく感じるようになります。そしてその貴重なお問い合わせ客を取りこぼさないためには、まずは来所予約を獲得するための電話対応が必須の取り組みになります。

特に、債務整理などの、「早く解決したい」というニーズの強い商品は依頼するメリットが大きい為に面談誘導は比較的簡単ですが、相続、中でも「生前対策」のお問い合わせについては、緊急性が低いために来所アポイント(面談誘導)獲得の難易度が上がります。

 そこで、面談誘導のための電話対応について以下では3つのポイントをお伝えさせていただきます。

第一のポイントは、「アポイントの目的に来所アポイントに絞る」ことです。

当たり前なのですが、実際には、相続の相談を長々と聞き入ってしまう、ご相談者様はすっきりして結局来所してくれなかった、ということはとても多くあると思います。

ですから、相談を受けるのではなく、来所アポイントの獲得をする、ということを念頭に置くことが必要です。

第二のポイントは、「来所しない理由を無くす」ことです。

 「相続の専門家である司法書士が解決策を無料でご提案させていただきます。」や、「ご来所された際にお見積りをご提出させていただきます。」とお伝えし、来所のメリットを伝えます。

ここで重要なことは、メリットを伝えることで、「それなら来所したほうがいいですね」と言っていただくことです。自身で必要だと感じて頂ければ、後は日程を決めるだけです。

第三のポイントは、「事務所側から日程を提案する」ことです。

 日程は必ずこちらからご提案しましょう。「いつ頃がよろしいでしょうか?」と聞いて「検討して連絡します」となれば、再度連絡が来る確率はぐんと下がります。ですので、まずはこちらから日程を提案し、その候補3つほどを上げることで、たいていそれらの日程に当てはまります。

これらの対応は基本ではありますが、まだまだ取り組まれていない事務所様が多くございます。是非お試し頂ければ幸いです。

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【この記事を書いたコンサルタント】

山下 哲矢(やました てつや)

同志社大学大学院卒業後、新卒で株式会社船井総合研究所へ入社 以降、士業コンサルティングチームにてWEBマーケティングを中心に相続ソリューションの深耕を担当。 医療機関コンサルティングチームにて、スタッフマネジメントやWEBマーケティング支援に取り組む。

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