2017年04月24日

書籍を利用した実践マーケティングポイント3つ

法律事務所コンサルティングチーム 鈴木 ゆたか(すずき ゆたか)

みなさんこんにちは、法律事務所コンサルティンググループの鈴木ゆたかです。

先日、法律事務所経営研究会の会員様である、
官澤綜合法律事務所の所長弁護士の官澤先生から、
新刊の「JA債権回収の実務」をいただきました。
官澤先生ありがとうございます!

そこで今回のコラムでは書籍を利用したマーケティングについてご紹介いたします。

よく先生方から、「書籍の出版はハードルが高いのではないか」
という声をいただきます。

しかし実際に書籍を出版されている先生にお話しを伺うと、
反対の声をきかれることが多いです。

高く見えている出版のハードルを実は簡単に超えている先生の特徴としては、
①出したい書籍の目次を作り、企画書を出版社に出す、
②提出する際の自己紹介シートを作りこむ、

の2つだけを実施されるそうです。

こんな簡単に前に進めることができるならば
書籍出版も前向きに考えられますよね!

こちらの①と②の項目は出版までの第0ステップとなりますので、
検討されている先生はご参考にしていただければと思います。

そしてここからは、出版した後のマーケティングのポイントをご紹介いたします。

【書籍を利用したマーケティングの3つのポイント】

(1)ブランディング・選ばれる理由づくり
(2)同業からの紹介案件の発生
(3)出版記念パーティー・セミナーの開催


(1)一般的な依頼者の方はどんな弁護士の先生を選べばいいのか
よく分かっていません。
専門サイトが増え、どのホームページの情報も
同じようなものが掲載されていた場合、
関連書籍を出版していることが1つの選ばれるポイントになることは
多くあります。

実際ホームページに執筆実績のページを作成すると
そのページの滞在時間は恒常的に長い傾向にあります。

何かほかの事務所との差別化できる要素がほしいと思われたら、
書籍の執筆を検討されてもよいかもしれません。

(2)分野や法令に特化した法律家向けの実務書を出版された場合
その書籍によって先生の存在が認知され、案件の紹介に繋がることがあります。
「○○法なら東京の○○先生が詳しい」という経緯で面識のない弁護士、
もしくは会社から依頼者を紹介されたという経験をお持ちの先生も少なくはないと思います。

(3)出版記念セミナーの開催
時間と熱意をかけて執筆されたのですから、
ぜひ出版記念のセミナーを開催してみてください。
通常、セミナーを開催するにあたって、
テーマの十分な準備やきっかけが無いと
なかなか開催に踏み切れないと考える先生が多いようです。

書籍出版はきっかけとしては最高のチャンスですし、
今まで接点のなかった方と接触できる
良い見込み客開拓づくりにもなると思いますので、
ぜひ開催を検討していただければ幸いです。

いかがでしたか?今出版を検討されている先生も、
いつか書籍を出版してみたい先生にも参考になりましたら幸いです。
また、法律事務所経営研究会のパートナー企業様には
出版コンサルタントの方もらっしゃいますので、
書籍出版を検討されている先生はお声がけいただければ
ご紹介させていただきます。

ちなみに写真は法律事務所コンサルティンググループの岡田と阿部です。
なんだか婚姻届の記念撮影みたいになってしまっているのはご愛嬌です。笑

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