皆さま、こんにちは。法律事務所コンサルティンググループの長谷川順太です。
今回のコラムでは、「法律事務所における無料相談会の勧め」として、
実施する際の効果的な訴求方法と併せてご紹介させていただきます。
お付き合い先の事務所では、第二・第四土曜日の月に2回の無料相談会を実施していましたが、
ほとんど相談予約が入らず、苦戦している状況でした。
そこで、Webマーケティング上での改善点がないかどうかを分析し、
具体的に以下のような見直しを行いました。
・サイト上における打ち出し方の見直し
従来、当該事務所では、サイト上に無料相談会バナーを設置し、
相談会を開催している旨を告知していました。
一方で、開催日については、「第二・第四土曜日」という打ち出し方をしており、
サイト訪問者が見た際に分かりにくい記載をしてしまっておりました。
そこで、「5月12日(土)」といったように、具体的な日にちを打ち出し、
問い合わせのインセンティブを働かせるような工夫を施しました。
また、具体的な開催日時の隣に【先着優先】と記載することで、
法律相談に対する温度感が高い層から早期に反響を獲得することができ、
より効果的であると言えます。
・無料相談会ページ(下層ページ)の作成
それまでは、トップページ上の無料相談会バナー上のみでの打ち出しに留まっていましたが、
バナーのリンク先として設定するために、
下層ページとして無料相談会ページを新たに作成しました。
内容としては、無料相談会に対する要望として、どういった声が多いのかを掲載しました。
「初回相談は無料で話を聞いてみたい」、「平日は仕事で相談に行けない」
あるいは「子どもがいるので、夜間の来所が難しい」等、
実際に土曜日の無料相談会に参加される方の声を掲示することで、
該当者に対して、下層ページからも訴求することが可能になります。
その他には、日時、1人あたりの所要時間(相談時間の目安)、
場所、持ち物、担当弁護士などを明記すると、より親切です。
次回以降の相談会日程も併記することで、定期的に開催していることを伝えることができ、
無料相談会の開催を認知させることもできます。
・リスティング広告における広告文の追加
上記まではサイト改善にあたる施策でしたが、サイト改善に加え、
リスティング広告における広告文の追加を行いました。
具体的には、「無料相談会 予約受付中」といった限定的な広告文を訴求し、
ランディングページとして、無料相談会ページを指定しました。
自然検索や通常のリスティング広告経由によるトップページからの流入に加え、
相談会を告知したリスティング広告経由による直接的な流入数を増やすことにも成功しました。
いかがだったでしょうか。
今回は「無料相談会に関する効果的な訴求」に関する手法を公開させていただきました。
法律事務所業界においては、無料相談そのものは珍しくなくなってきています。
こうした時代であるからこそ、問い合わせを増やすためのマーケティング施策としては、
今回ご紹介させていただいたような一工夫を施した訴求が不可欠です。
このコラムをご一読いただきました皆様には、ぜひ自事務所において、
上記の方法で無料相談会を告知の上、開催いただければと思います。
サイト改善、リスティング広告の運用も含めたコンサルティングにご興味のある方は、
弊社までお気兼ねなくご連絡ください。
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