2017年10月30日

2018年が明るくなる経営計画書作成のコツ

皆さん、こんにちは。船井総合研究所の岡田です。早いものでもう11月に入りました。一年があっという間だったという先生方も少なくないのではないかと思います。まだ残すところ2か月ほど残ってはいますが、今年は皆さんにとってどのような一年でしたでしょうか?

経営が上手くいったという先生もいれば、思うような経営ができなかったという先生もいるでしょう。本日はそんな先生方にとって、2018年が明るくなる経営計画書作成のコツをご紹介させて頂きます。

経営計画書は知っているけれど、作ったことがないという先生もまだまだ多いかもしれません。しかし、数年前と比べて、経営計画書を作成される事務所は年々増加傾向にあります。

何事も何か取り組むためには、計画を立てることがとても大切です。例えば、旅行に出かける際にも旅程を決めておいたほうが充実した旅行ができると思います(フリープランがお好きという場合はすみません)。旅程が決まっていれば、旅行を終えた後に「この名所も行っておきたかったなー」とか「ここのお土産買っておけばよかったなー」と、後悔をすることも少なくなります。経営においても同様です。経営における旅程が経営計画書に当たり、作成する場合、作成しない場合では大きな差が生まれます。

経営計画書にはいろいろな形がありますし、上手くいくコツもたくさんあると思います。しかし、一番大切なコツは何なのでしょうか?それは経営者自身が“ワクワク”する計画書を作ることができるかどうかです。できれば、何度も見返したくなる計画書、計画書を眺めながらニヤっと笑顔がこぼれてしまうような計画書が理想的です。経営計画書を何度も見返すようになるため、軌道修正もしやすく、目標も達成しやすくなります。

このようなワクワクする計画書を作るには、逆算思考で計画をお考えになることも重要です。経営者は日々数字との睨めっこをしていることもあり、どうしても現実志向になりがちです。そのため、経営計画書を作り上げるとき、積み上げ思考で物事を考え、今の延長線上にある計画を立てがちです。

しかし、ぜひこのとき、先生方がやってみたいこと、実現してみたいことなどを、今の自分自身の状況を考慮せずに考え、紙に書き出してみて下さい。書き出してみると、きっと先生方がワクワクするキーワードが含まれているはずです。このワクワクキーワードを用いて計画書を作ることにより、ワクワクできる計画書を作成することができるようになります。

スポーツでも心・技・体と言ったりしますが、ビジネスにおいても同様に心・技・体は重要です。経営者がワクワクしていなければ、経営はうまくいかないものです。

弊社の創始者である船井幸雄もよく言っていたことですが、組織や経営はトップで9割決まります。2018年を先生方にとって明るい一年にすることができるよう、ぜひ、ワクワクする経営計画書の作成にチャレンジしていただけますと幸いです。

また、弊社でもそんなワクワクできる経営計画書を作成する、経営計画セミナーを企画しておりますので、よろしければこちらも、経営計画書づくりにご活用いただけますと幸いです。

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【この記事を書いたコンサルタント】

シニア経営コンサルタント 岡田 弘毅(おかだ ひろき)

広島県呉市出身。北陸先端科学技術大学院大学を修了後、船井総合研究所に入社。 入社後、士業専門のコンサルティングチームに所属し、 現在は法律事務所専門にコンサルティングに従事している。 現在、約30の法律事務所のコンサルティングに従事し、 日々クライアントの経営課題に対して実践的な課題解決の提案をしている。 お付き合い先は北海道から沖縄まで全国に幅広く、全国のお客様の業績アップに尽力している。 特に地方商圏を拠点に構える事務所とのお付き合いが多く、 地方商圏の特性に合わせ、地域密着型のマーケティング手法を用いたコンサルティングに明るい。 「長所伸展」をモットーに、開業支援・活性化支援ともに事務所の長所、弁護士の先生の個性を活かしたマーケティングの展開に取り組み、業績を向上させている。 最近は、弁護士業界専門のコンサルティングチームの相続分野の責任者として、 弁護士の先生方の相続・遺言に関する業務改革の推進に邁進している。

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