2016年05月17日

コンバージョン率アップの対策~WEBマーケティング成功のために~

法律事務所コンサルティングチーム 石黒 翔太(いしぐろ しょうた)

法律事務所コンサルティンググループの石黒です。
今回は、「コンバージョン率アップの対策」と題してお話させていただきます。

突然ですが皆様、コンバージョンとは何かご存知でしょうか?
いきなりコンバージョンと言われてもピンとこない先生方も大勢いらっしゃると思います。
このコンバージョンがWEBマーケティングを成功させる上で最も重要な指標となります。

「コンバージョン」とは、直訳をすると、【変換】や【転換】といった意味になり、
WEBマーケティングの世界では広告費が成果に【転換】する事を
「コンバージョン」と呼んでおります。

広告の費用対効果を測る上で最も重要になるのがこの指標です。

士業におけるWEBマーケティングでは、コンバージョンは電話でのお問い合わせがメインとなります。
この電話がコンバージョンというのが曲者で、
電話での問い合わせはWEB上で計測することが出来ないため、
効果的な広告運用が難しい現実があります。

しかし、弁護士費用のページや、事務所へのアクセスなどのページを
コンバージョンとする事で、ある程度の計測は可能となります。

それでは、このコンバージョン率を上げるにはどうすれば良いか。
大きく3つの対策が有効になります。

1つ目の対策は、「着地ページにこだわる」事です。
広告の着地ページはユーザーのその後の動向に大きく影響します。
アイキャッチの有無、フォントのサイズ・色、文章の配置、リンクの設定など、
考慮すべき点は多岐にわたり、常にPDCAをまわし改善し続けることが、
コンバージョン率を上げる効果的な対策となります。実は、
この地道な作業が実は意外と効果的なのです。

【具体例】

post7301.png

この事例では、青文字で強調した文章の他に、アイキャッチ画像、
文章内にリンクを設定する事で回遊性を高めています。

2つ目は、「コンバージョンまでの導線設計」です。着地ページの改善を行った後は、
その後の動きを誘導するページ設計が必要となります。

目標としているページまでどのように持っていくかを、
様々なシチュエーションを考慮し、設計を行います。
この際に有効になるのが、ペルソナ分析という手法です。

ペルソナ分析とは、データを基に架空の人物像を作り出し、
そのユーザーをいかにコンバージョンまで導くかを設計する手法です。
このペルソナ分析を用いて、ターゲットを設定し、導線を設計するのです。

【具体例】

post7302.png

上記の事例では、ご利用方法からお問い合わせフォームへ誘導するリンクを設置し、
コンバージョンページへユーザーを回遊させています。

最後に、「出口のコンテンツを設計する」事です。
コンバージョンをさせたいページまで誘導できたとしても、
コンバージョンを達成してもらえなければ意味がありません。

コンバージョン率を最大化させるには、出口のコンテンツをしっかり用意する必要があります。
例えば、法律事務所の場合、「無料相談」や「契約書の無料チェック」などが
出口のコンテンツとしてはポピュラーです。

出口のハードルはなるべく下げて設定することが、
コンバージョン率を高めるのに有効な手法となります。

【具体例】

post7303.png

上記の事例は、出口に契約書の無料チェックというコンテンツを設ける事で、
コンバージョンのハードルを下げ、コンバージョン率を向上させています。

コンバージョン率を上げるには上記の3つに気をつけていれば、自ずと結果出てきます。
1度結果が出たからといって放置をせず、継続的にPDCAサイクルを回していくことが、
効果を最大化させる秘訣です。

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